きゃとらばのどうしようもないブログ ~男子の育児~

愉快な男児とその母の日常をマンガやイラストで描きます。

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新型出生前診断(NIPT)を受ける②

はじめに

このブログはダウン症児、およびそのご家族を否定するものではありません。各家庭それぞれの主義や思想があり、環境も違います。どのような選択をするかは個人の自由意思に基づくものですので、出生前診断の是非の強要又は非難する場として設けているわけではない事をご了承ください。

 

前回からの続き。

新型出生前診断(NIPT)を受けると決めて、予約や検査はあっけないほどスムーズに終わったが、一番の問題は私の心に湧き上る葛藤だった。

受けたあと、いや受けることを考え始めた時から、検査の結果がもし陽性だったら?それを1日中ぐるぐる考えていた。

包み隠さず話すなら、私は陽性なら諦めることを考えていた。そして、私は妊娠が分かった時から、この妊娠で最後にすることを決めていた。もし流産しても、次の子は作らない。これで打ち止め、と。

もし染色体異常があって、結果陽性で、これは最後の子で、私は諦めきれるのか?自分の口からこの子を殺めてくださいと言えるのか?なんとか共に生きられないだろうかと。

最初にどうするかは決めていたはずなのに、決心が揺らぐ。

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ダウン症は、生きられない障碍ではない。もしこれが第一子だったら、産んで育てただろうと思う。でも今は、息子がいる。親である私は、息子より長く生きられない。息子にこの子の親となれと言えない。息子には息子の人生がある。

…いや、生まれた順番でお腹の子は障碍があるから諦めるなんて、それも酷い話ではないか。でも、産むことが絶対的に正しい事なのか?産んだあとの責任は。…責任?結局私は障碍という重責から逃れたいだけなのではないか…わが身が一番可愛いだけではないか。責任が、息子の人生が、とか聞こえ良い言葉を並べながら、その実自分が「不幸になる」予兆を恐れてそれからただただ逃げて逃げて、遠ざけたいだけなのでは。

 

「育てられないよ」

夫が言った。そんなことないよ、と言いたかったのに、言葉が口から出なかった。

これが私の本音なのだろうと思った。

生まれてから分かる異常がほとんどで、NIPTで分かる異常なんてほんの僅かだ。これが許せなくて、他の障碍が許せるというのもおかしな話だ。それでも、私は、分かるものなら知って判断したいし、○歳妊婦のダウン症児の出産率は何分の何です、というのもあまり当てにしていない。0か100かだ。息子は多指症だったが、確率で言えば1000人に一人と医者に言われた。高齢妊婦のダウン症児の出産率よりよほど確率で言えば低いはずなのに、そのように生まれた。なるか、ならないか。私にとって重要なのはそれだ。

だから、検査を受け、結果、陰性で…。心の底から安堵した。少なくとも、今後この事で思い悩む必要はないからだ。他の病気のことを今憂いても仕方ない。ダウン症は、母体年齢で発症率が高まるが、他は年齢関係なく運のようなものだ。(自閉症は男性の高齢に起因すると言われているが)それに引っかかってしまったら、もう運命と受け入れるしかないだろう。事前に調べようもないのだから。

結果通知を受け取った時、車で出かける所だったので、封書を車内に持ち込んで開けた。

陽性だった場合、羊水検査の書類も一緒に入っていると言われたので、目を通す前にファイルの薄さで結果が分かった。

良かった…!

泣きそうになった。私はこの子をこれからもお腹で育てられるんだ、と。

そして、

【陰性】

の文字を見ると同時に、

胎児の性別男児

が目に入り、

「男の子だ!!」

と声に出して叫んでしまった。陰性だ!!とは叫ばなかったのに。

夫も二人兄弟なので、義母に女の子を抱っこさせてあげたいなぁと思っていたのだが、男の子。

まぁこれはこれで上の子のお下がりも使えるし、同性兄弟だと何かと楽だし、私も雑な性格なので男の子で良かったのかな。

このブログのサブタイも変えなくていいし(適当)

もしも女の子だったら、みんなチヤホヤ甘やかして可愛がって、きっと姫君臨みたいになってたんだろうなー。それはそれで見たかった気もするけど。

仕方ないので、私が女一人、女王として君臨することにする。

それもアリっちゃアリだな。

 

という訳で、今回は新型出生前診断についてのお話でした。

正直、陽性の時に堕胎するかは、最後まで決心できませんでした。いっそ、検査せずに産んでしまったほうが精神的には楽だったとも。

小さくともひとつの命です。

どうか検査を受ける方は、ご自身と、大切なご家族と、よく向き合ってたくさん悩んでください。

良い結果となることを祈っています。

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