きゃとらばのどうしようもないブログ ~男子の育児~

愉快な男児とその母の日常をマンガやイラストで描きます。

ポリープ出血

シモ、出血話なので苦手な方はこの記事スルーしてくださいね。

 

 

妊娠21w頃の話。

うっすら茶色いものが出た。血だ。

妊娠すると便秘が悪化して薬を飲まなくてはまともに出ない状態になるのだが、今回も同様のようで、酸化マグネシウムのお世話になっている。

ただ薬を飲んでもスルリと出るわけではない。けっこう気張るし、まあ何とか出るには出るよね…といった具合。

頑張って出した後は、なんとなくお股がズーンと重い感じで、あまり良くはないのだろうけど、一人目の時もこんな感じだったし、それでトラブルはなかったし…

と思っていたところの出血。

鮮血ではないし、緊急事態ではないと思うが、出血したのは初めてだったので念のため病院に電話して診察してもらうことにした。

「ポリープからの出血みたいだね」

と医師に言われ、念のためとまた細胞診して検査された。その後、出血の消毒をして診察は終わり。

そんなに心配するものではないけど、もし生理の時のような出血があったらすぐに来てねと言われた。3週間後だった健診予定を2週間後に変更してくれた。あまり間が空かずに診察してもらえるのは有難い。

とりあえず、トイレでなるべく力を込めなくて済むよう、酸化マグネシウムを少し増やしてみようと考えるも、やはりそこまで変わらず…

健診から3日後、トイレに行って、しばらく出血がないか様子をみて、大丈夫そうかな…と思っていたら、翌日、おりものシートにべっとり鮮血。

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焦る。なにこれ。どうしよう。

病院に…と思ったが、幼稚園が休みで子供がいるし、夫は仕事でいない。お腹は痛くないが、股が重い。今すぐ準備で動くのも怖い。少しだけ様子をみよう。血が止まらないようなら、すぐに病院に行こう。

そう決めて、1時間ほど横たわって安静にして過ごした。

どうやら血は止まっているようで、やはりポリープがらみの出血だったようだ。お腹の張りなどの異常がないかだけ注意して、大丈夫そうだったのでそのまま自宅で過ごした。

翌日になっても、少し茶色い血が出ていたので、子供の幼稚園の送迎は負担になるかもしれないと思い、休ませた。息子には悪いがその日1日は食事やトイレの手助け以外はほとんど布団で休ませてもらった。台所に立ってご飯の用意をしていると股が重痛いような違和感があり、やはり少し出血が増えた。重いものを持っても同様だった。

2日間の安静ですっかり体調は戻ったが、「大をすると出血する」というのが恐怖となって残り、トイレに行くのが怖くなってしまった。なんでもないのに出血がないか確認したり、落ち着かない。

あと、歩き回って負担が増えるとポリープに響くのか、この場合も出血する時がある。

そのせいで休日に子供を公園で遊ばせてやることもできない。せいぜい屋内施設で遊ばせるくらい。産むまでの我慢とは言え、外遊び大好きな息子に付き合ってあげられないのは心苦しい。なるべく夫には外に連れ出してもらってはいるが。

今回の妊娠はトラブル続きで、全く心安らかに過ごせない。安定期過ぎたら家族3人で旅行でも…と思っていたが、あまり歩き回るのも憚られるし、行けたとしてもかなり限定されそう。

早く、生まれても問題ない週数にならないかな。

生まれたらしばらく大変なのは分かってるんだけど、自分の体の不調のせいでお腹の子の安否を常に気遣ってハラハラするくらいなら、眠れない新生児育児の方がマシだ…。

 

そんな不安を抱えつつ、たまに出血しては止まりを繰り返し、次の健診で「出血どう?」と医師に訊かれ、「たまに出ます…。歩いていて、少し疲れたりお腹が痛くなったりすると、そのあと出血してることが多いです。あと排便後とか」

「じゃー取っちゃいますか」

まるでもう一軒行きますか!とはしご酒するかのようなノリでポリープ切除を提案され、「お願いします」と私も即答。

以前女医にやられたポリープ切除(組織診)で地獄の痛みを経験していたため、本音は「やりたくねえ」だったが、心のどこかであんな痛いのはおかしい、他の人の施術を体験したいという好奇心があった。決してMなわけではない。

ドキドキしながら診察台に座り、まな板の上の鯉。

結論から言うと、確かに痛みはあった。でも涙は出ないし、痛みで足が震えることもない。肘掛を掴んで、いきみ逃しの如くハァハァ呼吸が乱れることもない。

こんなもんだよね、そうだよね!っていう痛み。

やっぱりあいつがヘタクソだっただけじゃないか!!

モヤモヤは晴れたが、無駄なトラウマを植えつけられた怒りが湧いてきた。

長男の産後の裂けた股の縫合もそうだけど、なんで私の股は施術がヘタな人に酷い目に遭わされるんだ。私の股が何をしたというんだ。やっすい反物じゃないんだぞ。もっと丁寧に縫ってくれ!もっと丁寧に扱ってくれ!

そんな心の葛藤をおくびにも出さず、ポリープは無事切除され、再び医師と会話を交わす。

「あの、ポリープって、切除したらもう出血することはなくなるんですか?」

素朴な疑問を投げかける。

「そんなことないですよ。出血するときはするし、ポリープできやすい人だとまたできちゃう可能性もあるしね」

………。

んー?

なんかノリで取っちゃったけど、結局出血するなら取った意味ってなんだろー…?

まあ、でも今の状態のまま放っておいても改善されるわけじゃないし、ポリープによる早産のリスクは減ったと考えていいんだろうか。

再びモヤモヤを抱えながら、7,000円支払って帰った。

後日、やっぱりお腹の負担で出血した。1日で止まったけど。

結局出血するんだよな、そうだよなー…。

現在27wで予定日まであと3ヶ月、無理せず乗り切ろう…。