きゃとらばのどうしようもないブログ ~男子の育児~

愉快な男児とその母の日常をマンガやイラストで描きます。

第2子出産話

6月下旬に、第2子を出産しました。

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4年ぶりの出産、新生児。大変だったけど赤ちゃんは可愛い。

今回も予定日は超過したけれど、長男の時と比べてお産の進みは凄く早かった!経産婦は進みが早いというのは本当だったんだなと身をもって実感。

最初の出産は、あれ?これ陣痛?と気づいてから15時間後くらいに生まれたんだけど、今回は陣痛に気づいてから5時間後に生まれてた。

そもそも初回も進み自体は早かったらしく、次産むときは早めに来てねと助産師に言われていたし、直前の妊婦健診での面談で、「もう25分間隔になったら病院に電話してください」とまで念押しされていた。

しかし物事は予測通りにはいかないもので、陣痛に気づいた時にはすでに15分間隔を切っていた。そして、気持ちが追いつかないままどんどん容赦なく陣痛が強くなっていく。

以下、陣痛~出産までの流れ。

 

19:30

夫が夜勤の為家を出る。何となくお腹に違和感が…。

 

20:00 

便意のような軽い痛みが間隔を開けて何度もやってくる。トイレに行くが何も出ず。

姉に「何かいつもと違う、陣痛きたかも?」とLINEを送る。姉からすぐに返信があり、「子供預かっておこうか?迎えに行くよ」と言われるも、陣痛の確信がなく少し悩んだ末、保留に。

陣痛アプリで計測開始。約12分間隔だが痛み自体は軽く、何とも言えない状態。姉とくだらないLINEのやりとりをした後、とりあえずお互い準備をしておこうと一旦持ち場に戻る。

 

20:40

おしるしに気づく。急いでシャワーを浴び、洗濯機を回す(少しでも家事を済ませておきたかった)

 

21:00

いきなり陣痛の間隔が9分→3分→8分→6分→5分→4分と、21時に入ってから約30分の間で急速に進み焦る。

 

21:30

5分間隔になり、痛みが強まる。

姉に出動要請。子供の準備と私の入院バッグ、必要なもの最後の点検をする。

飲料などを冷蔵庫から出してバッグに突っ込む。保険証や母子手帳の確認。

 

21:50

病院に連絡。すぐ来いと言われる。

 

22:00

姉到着、子供だけ預けて帰ってもらう予定がそのまま姉の車で病院へGO。

10分ほどで病院に到着。入院の手続き(書類の記入)だけ済ませてもらい、姉に息子を託す。姉には2歳の子供もいるため夜間の付き添いはできず、私の身を案じつつも帰宅する。この頃にはしっかりした痛みがきており、陣痛の際は動けず立ち止まるほどに。でもまだ余裕はある。

 

22:50

入院着に着替えて陣痛室へ。

子宮口3cm。痛いが独りで耐え忍ぶ。

 

23:40

子宮口4.5cm。この辺からどんどん陣痛が加速していく。スマホで記録や連絡を取ることが困難になり諦める。

 

痛くて訳が分からない時間が訪れる。

助産師にお尻が痛くなってきた旨を伝えると、早めに分娩室へ移りましょうと言われる。陣痛室に通されてから少ししか経ってないのに、もう!?と痛みの中で混乱。こんな早く分娩台乗っても子供出ないって!!と心の内で叫ぶ。まだいきみたい衝動もなかったので、子供が生まれる気が全くせず、しかし痛みは容赦なく強まっていき、呻き声が出るほどに。次の陣痛が収まるタイミングで分娩室へ移動する。

 

凄く痛くなり世界を呪い出す。

子宮口が7cm開いた頃からいきみたい衝動が出る。

その日の担当医登場。女医で若くて綺麗な人だが淡々としていて冷酷な印象を受ける。陣痛真っ最中の時に脚を開けと言われ指を突っ込まれグリグリ。殺意が芽生える。

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私、いい年こいて痛い痛いと叫ぶ。持参したハンドタオルを口に突っ込んで歯を食いしばる。

もうほとんど(子宮口が)開いてるよ!との助産師の言葉に希望を見出す。

助産師にはもっと強くお尻を押さえてほしいが、変な所で遠慮してしまい言い出せず、(そうじゃない…違う、そうじゃない…)と心で訴えていた。いや口で言えよ。

 

やがて、いきんで良しの許可が下りる。

目いっぱい力むと、破水して液体が左に勢い良く飛ぶのが股の間から見えた。あれは陣痛が見せた幻だったのか?誰も何も言わないし確認する気力もなかったのでとりあえずお産に集中する。

更に力任せに踏ん張る。

多分う○こが出る(少しスッキリ)

周りにいる人たちに応援され、呼吸の指示に従いながら踏ん張る。

 

翌0:30

3回くらいいきむ。男児誕生。

お産の進みが早く、子宮の収縮が鈍い?ようで胎盤が排出されず、お腹をグリグリ押される。この時、押される痛みじゃなく女医の爪が腹の肉に食い込んで痛かったのだが頭が回らずひたすら「痛い」と言って抗議していた。当然のようにスルーされ、食い込む爪。

更に点滴を打たれるのだが、何の点滴か良く分からぬまま、後日渡された薬の説明文で促進剤を投与されていたことを知った。多分胎盤を出すのに子宮の収縮を促すために使ったんだと思う。特に説明もなかったし訊かなかったから分からん。

何はともあれ生まれた赤ちゃんの元気な産声に安堵し、思わず涙が出る。と同時にもう二度と産まねえ、こんな痛いのもう二度とごめんだと思う。

 

まとめると、

20:00 陣痛らしき波のある軽い痛みに気づく

20:40 おしるし

21:30 5分間隔になる(あいたた~と流せる程度の痛み)

22:10 病院着(痛みがきたら動けないけどまだ余裕がある)

22:50 子宮口3cm(……。スマホは見れる)

23:40 子宮口4.5cm(お尻が痛くなってきた…)

0:30 次男誕生

 

あ、これ陣痛だ!と確信した21時半から僅か3時間後に生まれたということになる。

全然余裕がない。これ家から近い病院だから問題なかったけど、経産婦は本当に油断ならない。移動中に生まれちゃった話とか、そんな陣痛に気づかないことってあるの?本格的に痛くなるまで時間あるよね?とか思っていたけど、「こりゃ生まれちゃうよね」と意見が翻ったわ。とにかく早い!

気持ちが追いつかないまま最終段階まで進んでしまい、「いきめと言われりゃいきむけど、本当に出るの!?」と子供が実際に生まれるまで、これは無理と思っていた。だって、ほんの数時間前までのほほんと過ごしていて、急転直下の出来事ですよ。脳ミソが現状を理解しきれていない。それでも生まれちゃうんだから凄いというか不思議というか。まあ苦しい時間なんか短けりゃ短いだけいいんですけどね。

中々スピーディーなお産でした。

 

ちなみに、陣痛の間隔を測るのに使ったのは「陣痛ポン」という名前のアプリ。

その名の通り、痛みが来る、収まる、のタイミングでポンポン押すだけ。と言っても殆どのアプリが同じような使い方なんだろうけど。ふざけた名前で陣痛が来ても少しは気分が和らぐんじゃないかとこれを選んだのだが、そんなことは一切なかった。むしろ、なにがポンだよ…!と八つ当たりのような怒りが湧いた。いやアプリには罪はないけれど。

もうすぐ陣痛に見舞われそうな方は、ぜひ。機能面では何の問題もなく使えます。

 

もう一つ。

陣痛が来てからの洗濯はやめましょう。

まんまと干し忘れたわ!

 

おしまい。